自己流の馬券を買う時のルールを書きます。
たまに守れていないことがあるので自戒も込めて。今週末からこれで運用。
■券種選択
・単勝2.5倍未満は買わない
明らかに力が頭2つ分くらい抜けている、本来1倍代になってもおかしくない馬につき得る最高のオッズが2.5倍だと思っている。直近の重賞だけでもこんな感じ。
2023京都記念(ドウデュース、2.5倍)
京都記念|2023年2月12日 | 競馬データベース - netkeiba.com
2023マイラーズC(シュネルマイスター、2.5倍)
読売マイラーズカップ|2023年4月23日 | 競馬データベース - netkeiba.com
これらの馬に不安要素が無かったわけではないが、明確な対抗馬がいない状態でこれだけのオッズがついていた。
よって、2.5倍未満の単勝を買うくらいなら、もっとオッズがつきそうなレースを探した方がいい。直前でオッズが動くこともあるので難しいが。
・単複の割合について
まず、人気馬を買う場合はほぼ複勝は買わない。単勝以外に加えるとしたら馬連かワイド。理由は簡単で単複の複が当たってもほぼ元返し、下手するとトリガミだから。(複勝が跳ねる局面なら考えてもいいかも。)
個人的には逃げ馬を買う時は単を厚めに、そうでないときは複を厚めに買っている。後はその馬が1着に来そうかどうかを考えて比率を変える。(オッズ的に舐められているだけの人気薄は単厚め、ワンチャンありそうくらいの馬は複厚め、みたいな感じ。)
・穴馬の複勝1点は配当が渋い
結局人気馬の単勝買うのとオッズが変わらんなら、無理して穴を狙う必要もなくね?というのが個人的な感想。
なのでその馬が馬券内に来る自信があって、本当に相手が選べない時(≒爆荒れする可能性がありそう)以外は複勝1点という買い方はしない。2桁人気を狙う時もワイド1点+保険で複勝みたいな買い方が多いかも。
●馬連
これを買う時は
①穴馬から広めに流す
②人気馬-人気馬1,2点
の概ね2パターン。
①は5~7人気くらいの中穴を買う時、配当の上積みを狙って複勝の代わりに使う。
もしくは人気馬に全く信用がなく爆荒れが狙える時。2着まで当たる馬券と考えると単勝よりは狙いやすい気もする。
②はこの馬が負けるとしたらこれだろうな、というのを決め打ちして買うパターン。むやみに流すのはNG。
人気馬-穴馬の馬連はあまり使わないが、使うとしたら他の人気馬を全部疑える時。
個人的にはワイドの方が好きな馬券なのであまり使わないし、多分的中率もそんなに高くない。
●ワイド
個人的に一番好きな券種。理由としては
1.1点で10倍以上の配当を当てやすいから。→人気馬-中穴くらいの組み合わせで簡単に10倍は超える。
2.下手糞でも当たるから→2着3着でも的中する。
の2つ。
買い方としては
①気になる軸馬(人気馬)を決めて、気になる穴馬1~3頭に流す(4頭以上に流すのは配当的に意味が無いのでNG)
②穴馬から相手を決めて流す
の2通り。最近は②をやっていることが多いが、正直①の方が当たりやすいとは思う。
いずれにしても、1つの買い目で倍率10倍くらいは欲しい。
②の場合も、多くは①と同じく相手を1頭か2頭に絞るが、たまに多くの馬に流す時がある。具体的には差し馬の展開決め打ちをする時。
最後方待機の穴馬を買う際は、その馬が来るときは完全に前が潰れていることが想定されるため、人気馬人気薄関係なく差し馬中心に広めに流す。上手くいくと2本的中して高配当が取れる。
上手くいった例としては下のような感じ。(今思えば6は買い目から削れた気がするが。)
テレQ杯|2023年9月2日 | 競馬データベース - netkeiba.com
逆に逃げ馬だとこの手は使いづらい気がする。人気薄が逃げ粘る展開で突っ込んでくる差しの人気馬とか普通にいるので。あくまで「先行勢が総崩れした時にようやく来るような穴馬」を狙う時だけにした方が良さそう。
●3連複
使うケースは以下の2通り。
①ワイドの代替として紐荒れを狙う時
②高評価の馬が人気薄に固まった時に高配当を狙いに行く場合
③買いたい馬が少なく、点数が絞れる時
①の場合は2頭軸で広めに流す。人気馬を消せる+ワンチャンありそうな馬が沢山いるときに使う。たまにワイドに大口が入っていてオッズが渋い時があるので、そういう時にも。
②は説明しずらいので、実例を。
関屋記念|2023年8月13日 | 競馬データベース - netkeiba.com
人気のララクリスティーヌとアナザーリリックを消せた上で、高評価の馬が人気薄に固まった(5,11,13,16)ので、思い切って高配当を狙いに行った形。この日はここまで大負けしていたのもあるかもしれない。
結果的に買い目の中では安い的中になってしまったが、消した馬は来なかった+高評価した馬はそこそこ上の着順に来れていたので、買い方としては悪くなかったと思う。ハナ差が通っていれば馬連も取れたし。
③は本命を決める、決めない以前の時点での消去法でほぼ馬が残らなかった時に使用する。割と外すしこういう場合は見した方がいいのかも。
●枠連
これで痛い目見てから、同枠の馬がいない、もしくは同枠の馬が極端な人気薄の場合は必ず馬連と枠連の配当を見るようにしている。
夕刊フジオーシャンS|2023年3月4日 | 競馬データベース - netkeiba.com
(ナランフレグとヴェントヴォーチェの馬連を持っていたが、同枠の人気薄が来て外した上に最終的なオッズが枠連の方が高かった。)
サウジアラビアRCは久々に馬連枠連の賭けに勝てて楽しかった。馬連を買いたいときに枠連の方がつくかもしれない状況の時は締め切り直前までオッズを確認すること。
サウジアラビアRC|2023年10月7日 | 競馬データベース - netkeiba.com
●馬単
あまり使わない。使い方も良く分からない。
今年の青葉賞はスキルヴィングからの馬単で的中させたが、今だったらそういう買い方はしなさそう。
●3連単
今はほぼ使わない。使うなら圧倒的1番人気を頭固定できる時だが、そういうケースはその馬の逆張り要素を探し始めてしまうので、実際に使えることはほぼなさそう。
ただ、今年の秋華賞は例外的に使うかも。
●判断基準
・本命馬が赤オッズの時
他に狙いたい馬がいなければ単勝1点。
他に狙いたい馬がいる場合は単勝+ワイド1点。
他の人気馬をほぼ消せる(=馬連で人気薄の台頭を期待できる)、もしくは負けるとしたら1頭しか考えられない場合は単勝+馬連。
本命馬を軸馬として使用する場合はワイド3点まで。狙う基準としては1点につき10倍。
・本命馬が赤オッズでない(≒人気薄な)場合。
頭まで期待できる場合は単を購入。そうでなければ単は買わない。
2着以内を期待できるなら馬連流し。広めに流しても複勝よりは合成オッズがかなり大きくなる。
ワイドで買う場合は基本相手は2点までだが、爆荒れ想定で買う場合はその限りではない。相手を選ぶ基準は「その馬が来るときに来ている確率が高い馬」
・その他
高配当が期待できる状況と判断した際は3連複を使ってよいが、それでも点数は10点以内に絞る。
今年の秋華賞以外では、よほどのことが無ければ3連単を使わない。
■馬の取捨
●出馬表から不当に人気していない馬を探す
自分の予想の基本。近走成績やタイムなどから、不当に人気していない馬を探す。
穴狙いではなく「結果的に穴みたいになってしまった馬狙い」をしていく。
もちろん、人気馬でも実力の割に人気してないと思えば買う。
●人気先行型の馬は基本消す
良血・高額馬・クラシックの期待馬(根拠が薄い) ・POG上位人気馬などが実力以上に人気していたら秒で消しでいい。
●重視する要素
純粋な能力>展開が向きそうか>適性≧トラックバイアス>>>騎手>調教>パドック・馬体重
能力評価は戦ってきた相手関係とレースの内容が9割。タイムはペースと馬場状態でいくらでも変わると思うので。
調教・パドック・馬体重は長期休み明け以外全く気にしなくていいと思う。パドックとか見ても分からんし。騎手も騎手込みでオッズがついているからそこまで。